2010年9月20日

『戦争と天皇と三島由紀夫』 保阪 正康

戦争と天皇と三島由紀夫 (朝日文庫)戦争と天皇と三島由紀夫 (朝日文庫)
保阪 正康 半藤 一利 松本 健一 原 武史 冨森 叡児

朝日新聞出版 2008-08-07
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保阪 正康中心の対談集。
二・二六事件に興味があるもんだから、図書館で借りてみたが、よくよく考えてみれば、ぼかぁ三島由紀夫を読んだことがない。
三島由紀夫については、評伝みたいなものを見たり、人から薦められれば薦められるほど、変な恐怖感や忌避感が働いて、読む気が無くなるのだ。

したがって、何らこの書を評することはできない。
「ジャケ借り」の欠点。
ただ、三島由紀夫を知らずとも、日本の近現代政治史に関する対談集として、軽く読むことができた。

保阪氏は、先帝は「天皇制下の民主主義」を志向していたが、はからず、「民主主義化の天皇制」に至った、と主張。
政治体制のみを見れば、それはそうなのかもしれない。
でも、「天皇制」という言葉でくくり出せる部分って、「天皇」という事柄のごくごく一部なんじゃないかと思ったり。

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