『夢酔独言』勝小吉
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実際に読んだのは、中央公論社の「日本の名著」32巻。
廃刊になっているようなので。
勝海舟の親父さんが、子孫の反面教師とすべく、自らの破天荒な半生を振り返る。
面白そうだとは思っていたが、ここまで面白いとは。
喧嘩、乞食、恩人から泥棒、座敷牢、道場破り、公金を横領して吉原、怪しい刀剣ブローカー・・・本当にひどい、ひどい人だ。
親がこんなのならたまったもんじゃない。
しかし、こんなことをしでかしていながら、振り返ったとき、悪ぶるわけではなく、心底恥じ入っている姿が楽しい。
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